おすすめホラー漫画「黒鷺死体宅配便」の感想・レビューです。
「黒鷺死体宅配便」は「北神伝綺」「多重人格探偵サイコ」などの漫画原作を手掛ける大塚英志さん原作。作画は山崎峰水さんが担当するホラー漫画です。
特殊な能力を持つ主要キャラたちが、死体を探してその死体が望む場所に届ける宅配業から、様々な事件に関わっていきます。
「多重人格探偵サイコ」のキャラ笹山徹も登場します。スピンオフ漫画「松岡國男妖怪退治」もおすすめ!
著者:大塚英志/山崎峰水
発行日:2002年11月27日(1巻)
発行元:カドカワコミックス・エース
主人公はイタコ
仏教大学に通う唐津九郎は、死体に触るとその死体の声が聞こえる”イタコ”の能力を持っていた。
富士樹海で自殺者の死体を回収するボランティアに参加した唐津は、サークル「ボランティア友の会」で、変わった能力を持つメンバーと出会う。
ハッキングに精通し、死体に関する情報収集を行う佐々木碧、死体を発見できるダウジングの能力を持つ沼田真古人、エンバーミングで死体修復ができる槙野慧子、宇宙人と交信できるチャネリング能力を持つ谷田有志。
大学を卒業したものの、就職しそびれた唐津・沼田らのために、碧は死体を望みの場所に届ける「黒鷺死体宅配便」を起業する。
沼田がダウジングで見つけた死体の声を唐津が聞き、死体が望む場所に届けて、死体から報酬を受け取るのだ。
しかし、依頼主は訳ありの死体がほとんどで、殺人事件や思いもよらない出来事に巻き込まれることに――

特殊能力キャラたちの個性が際立つ!
主人公が男性だけどイタコ。というのも異色に感じますが、他キャラも特殊能力を持ち際立つ存在です。
また、死体が依頼主という点も新感覚でしょう。
基本は一話完結程度の短編で構成されていますが、キャラそれぞれの過去や、気になる謎の存在も魅力的です。
悪を懲らしめる流れは必殺仕事人を彷彿とさせ爽快ですし、絵もグロテスクでリアリティがありおどろおどろしさがあります。
また、「多重人格探偵サイコ」などに登場する”笹山徹”も出てきます。
大塚英志さん原作作品にはちょこちょこ顔を出す笹山。
他作品の世界観と通じているようで通じていないような、あいまいな部分がさらに想像力を掻き立てますね。
スピンオフも必見!
スピンオフ漫画「松岡國男妖怪退治」には、「黒鷺死体宅配便」に登場する”やいち”と、青年時代の柳田國男氏が活躍しています。
本編との関連性、過去に何があったのか、その因縁とは??
気になる方はこちらもチェックしてください!
著者:大塚英志/山崎峰水
発行日:2011年1月26日(1巻)
発行元:カドカワコミックス・エース
映画「劇場版 零」にも唐津出演!
同じく大塚英志さん原作のホラー映画「劇場版 零」には、唐津と槙野が出ています。
ほんのちょっとですが、キャラが濃いのでメイン出演者を食いかねないインパクトです(笑)
実写の唐津は貴重なので、興味がある方は是非。
「黒鷺死体宅配便」はまったく関係ないですし、中条あやみさんが綺麗なので、唐津関係なしに楽しめる映画です。

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