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【屍憶-SHIOKU-】死者との婚礼!繰り返す悪夢!事実に基づく日台合作ホラー

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おすすめホラー映画「屍憶-SHIOKU-」の感想・レビューです。
日本・台湾合作ホラー映画で日本公開は2017年です。

台湾の土着信仰”冥婚めいこん”をモチーフとしており、「呪怨」「リング」を手掛けた一瀬隆重さんがプロデューサーを務めています。

作品名:屍憶 SHIOKU
公開:2017年1月21日
監督:リンゴ・シエ
プロデューサー:一瀬隆重
キャスト:クリス・ウー、ニッキー・シエ、田中千絵、ベラ・イェン、アンドリュー・チェン、池端レイナ、ジャン・チンシャー

死者からのモーレツな求婚

TVプロデューサーのハオは、番組制作で”冥婚”に関する取材をしていた。
恋人・イーハンとの結婚も控え、充実した毎日を送っていたハオだが、ある日ジョギング中に赤い封筒を拾ってしまう。

台湾では中国の男性優位の考え方と関連し、昔は女性が未婚で亡くなると、先祖代々の墓に入れなかった。そのままだと魂がさまようことになってしまう。
そこで、親族が娘が亡くなって49日以内に”冥婚”を挙げれば、魂は成仏できるとした。
もし、”冥婚”を挙げなければ、強い怨念がその場に留まり、何代にも渡って憑りつかれるという。
この”冥婚”の儀礼では、親族が置いた赤い封筒を拾った男性が、死者を娶るのだ。

ハオは赤い封筒を拾ったが、封筒は消えてしまっていた。
それ以来、悪夢に悩まされるようになり、知らぬ間に引っかかれたような傷が体にできていた。
番組の取材で知り合った霊能者には、「何かおかしなことはないか」と聞かれる。

一方、女子高生・インインは、急に幽霊が見えるようになってしまい、悩まされる。
インインの周囲で様々な怪奇現象が起こる。

ハオの同僚が編集した結婚式用の動画には、恋人・イーハンとは別の女性が映っていた。さらに、ハオの悪夢はより鮮明に、おぞましいものになっていく。
霊能者に相談すると、ハオは生まれた時から憑りつかれており、前世からの因縁であると分かって――

実際に存在する風習”冥婚”と極彩色の婚礼

日本を含め、中国など東アジア・東南アジアには”冥婚”という風習があるそうです。
死者を弔う際、その魂がまだこの世にあるうちに、異性と婚礼を挙げさせて夫婦としたのち、死の世界に送り出す風習だとのこと。

映画「屍憶-SHIOKU-」は、その”冥婚”をモチーフとしたホラー映画です。
字幕で視聴したのですが、中華な音楽が不気味さを演出していますね。
冒頭には「事実に基づく物語」と表示されます。

何気なーく見ていた部分に、細かな伏線が張られています。
よくある甘い言葉だと思っていたけど、後からよく考えるとぞっとするセリフだったり、もうあの時には……って思うシーンもあったりと、もう一度見直すとより楽しめる構成でした。
最初は接点がなさそうなハオパートとインインパートが、次第に繋がりが明らかになっていく展開も巧妙です。

「呪怨」「リング」を手掛けた一瀬隆重さんがプロデューサーを務めているのもあって、ジャパニーズホラー的な演出とゾクゾク感も堪能できると思います。

花嫁衣裳の赤がすごく印象に残りました。グロテスクなシーンは少なめなので、血とか苦手な人でも大丈夫だと思います。
この機会に是非\(^皿^)/


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